子どもたちに楽しく野菜を味わってもらおうと、府中町立府中小学校で食育の授業が開かれました。
児童が手をのせているこの機械。野菜の摂取レベルを12段階で表示する、「ベジチェック」です。緑黄色野菜に含まれる色素などを、センサーが皮膚から感知する仕組みです。
児童
「もう少し野菜を増やしてって親に言おうと思いました」
「私はごぼうが苦手なので、チャレンジしたいなと」

この授業は、児童たちに野菜を好きになってもらい、県産の野菜の消費量を増やそうと、県と食品メーカーのカゴメが企画しました。
国は1日に350グラムの野菜を摂ることを推奨していますが、届いていないのが現状だと言います。
カゴメ健康事業部 信田幸大講師
「朝のほうが野菜の栄養成分を身体に吸収しやすい。食べるなら身体に取り込むのに、朝に食べることを意識するといい」

最後に、児童たちは今後の目標も発表しました。
児童
「苦手な野菜もよく噛んで食べ、両親と一緒に買い物に行きます」
府中小学校では、児童の家族にも情報を発信し、家庭と一緒に児童の食を見守りたいとしています。