韓国南部の釜山を訪れている石破総理は、先ほど李在明大統領と首脳会談を行いました。釜山市内から中継です。
今回の訪問が最後の外遊になる見通しの石破総理は、次の政権でも韓国との「シャトル外交」を定着させて交流を続ける重要性を強調しました。
石破総理
「この(日韓)関係というものを不可逆的に後戻りさせることなく、発展的に進めていっていただきたい」
石破総理は李大統領との会談の冒頭、「きょうで総理就任から365日目だ」と述べ、「外交の締めくくりを李大統領との会談で終えることができ、意義深さを感じている」と伝えました。
会談では、地方創生や少子高齢化など日本と韓国が抱える共通の課題について意見を交わし、政府間で協議する枠組みの運用方法について定めた共同文書を採択しました。
自民党総裁選を4日後に控える中、ある政府関係者は「退陣前の首脳でも外交を行うのは普通のことで、今の時期に日韓関係を固めておくことが重要だ」と話していて、良好な関係を維持し次の政権に引き継ぎたい考えです。
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