海上保安庁は水難事故への対応を円滑に行うためのアプリを開発し、来年度からの運用開始を目指しています。
アプリは水難事故への対応を円滑に行うために海上保安庁が開発したもので、29日、北谷町のアラハビーチで那覇海上保安部による実証実験が行われました。
水難事故が発生した際、アプリに登録されている現場付近の救難所へ海上保安庁が通知を送り、トークルームが作成されます。
トークルーム内で位置情報や現場の写真を共有することで、正確で迅速な救助活動につなげられるということです。
▼第11管区海上保安本部 藤田伸樹 警備救難課長
「アプリが実際に運用できるようになって、ピンポイントで海難の発生場所が救助する側に通知されると、より確実な救助につながる」
▼アラハビーチ救難所 大塚飛夢 所長
「近隣の各救難所に一斉に送信するということで、もしわれわれのところが出動が困難であっても、他の救難所が出ているのが正確に出ますので、出動勢力が把握できるのは頼もしいなと思っています」
現在、全国の救難所でアプリの実証実験が行われていて、海上保安庁は来年度からの運用開始を目指しています。
