宮古島市の池間島をルーツとする伝統行事「ミャークヅツ」が行われ、地域の人々が五穀豊穣や子孫繁栄を願いました。
「ミャークヅツ」は池間島をはじめ、池間島から分村した平良西原地区と伊良部島の佐良浜地区にも受け継がれています。
このうち西原地区ではネクタイ姿の正装に頭に、ハチマキを巻いた「ウヤ」と呼ばれる男性たちが、地域の繁栄を願う歌を歌いながら集落内を練り歩き、五穀豊穣と地域の発展を祈願しました。
また、練り歩きの終点となる「座(ジャー)」と呼ばれる広場では、奉納相撲が行われたほか、伝統のクイチャーがにぎやかに繰り広げられました。
▼参加者
「とにかく地域が1つになってみんなが頑張っている。僕はもう82歳だけど1年も欠かしたことないし、参加するの大好き」
「先輩方がやっていて、まさか自分がこの年になるとは思っていなかったので、不思議な感じ、うれしいです」
ミャークヅツは旧暦8月か9月の甲午にあたる日から最大4日間行われ、池間や佐良浜でもクイチャーを踊って地域の繁栄を願います。