新潟県 聖籠町にある火力発電所に不審者が侵入してきた想定で29日、さすまたを使った訓練が初めて行われました。
不審者対応訓練が行われたのは、聖籠町にある東北電力 東新潟火力発電所です。

発電所では今年さすまたを導入していて、警察の指導のもと東北電力と関連会社の社員ら46人が参加しました。
訓練ではまず、さすまたの構え方や有効的な使い方、デメリットなどを共有。

そして実際にさすまたを使用して不審者を取り押さえます。

3人で不審者を取り押さえることに成功しました。

【参加者は】「複数人でいろんな方向からさすまたで対応すれば、犯人をしっかり追い詰めることができると思いましたので、そこはとても勉強になった」
【東北電力 東新潟火力発電所 鈴木文博 所長】
「我々は電力の安定供給を担っている発電所でございますので、設備に影響を与える可能性があるのが不審者です。(さすまたを)有効に活用しながら、いざというときには(警察が)来られるまでの時間稼ぎを出来ればなと思います」

【新潟県警本部 教養課 廣瀬欽一 技術係長】
「どんなところから不審者が来るか分からないので、さすまたが手元にあれば距離をとりながら、しっかりと相手を押し込んで制圧の前段階までもっていくことができればと」

東新潟火力発電所は今後もこうした訓練を行っていきたいとしています。