26日、南城市の古謝景春市長のセクハラ問題をめぐり、可決された不信任決議案。視聴は今後10日以内に議会を解散するか、辞職・失職の判断を迫られることになります。
▼片野達朗 キャスター
今回の不信任案は与党側から出されたわけですが、「南城市民のために日夜ご尽力いただいた」「まちづくりに多大な功績を残した」と古謝市長のこれまでの功績をたたえるようなことも書かれていますね。
▼平田俊一 記者
一方で、今回も問題の発端であるセクハラについては直接言及せず、「市政の混乱状態」をこれ以上放置できないため不信任案の提出に至ったとしています。
▼片野達朗 キャスター
これまで辞職を求め続けてきた野党・中立側からこの文言に対して反対の意見はなかったのでしょうか。
▼平田俊一 記者
議員の1人は「不信任案の内容よりも今まさに被害を受けている職員の救済が優先」だとして市長の辞職実現を目指し与党側の案に賛同したとしています。
▼片野達朗 キャスター
不信任案可決によって古謝市長は、今後10日以内に議会を解散するか辞職しなければなりません。
▼平田俊一 記者
古謝市長はこれまでのところ辞職には否定的で、議会を解散するとみられています。
▼平田俊一 記者
仮に議会の解散となった場合、市議会選挙が実施されます。そして選挙後初めての議会で再度不信任決議案が出された場合、一度目の時の4分の3よりハードルが低い出席議員の過半数の賛成で可決されます。もし可決となれば古謝市長は失職し、今度は市長選挙が実施されることになります。問題の発覚から2年近く経ちました。混乱が続いてきた市政は新たな展開を迎えることとなります。