一方、開発のきっかけとなった友人は…。

竹下社長「ラーメンが食べられるようになりました。当然、スープを飲まないとか気を付けながら、でも好きなラーメンを食べて、普通に生活できています。すごく喜んでもらっています」

その後も研究を続け、去年、後がけタイプの調味料が登場しました。塩・しょうゆ・塩コショウと、日常使いできる3種類です。

竹下社長「摂った塩分を打ち消すだけの機能性アルギン酸を入れているので、理論上は塩分ゼロになるように調整しています」

さらに、山形の老舗とコラボしたせんべいなど、様々な商品を開発しています。

友人の願いから生まれた「塩分オフセット技術」。特許も取得し、今年5月には、ヨーロッパ最大級の食品技術展示会「Food 4 Future」で、アジア発となる「フードテック イノベーション アワード」を受賞するなど、いまや世界から注目される技術となりました。

そして10月、サンフランシスコで行われる「スタートアップ ワールドカップ」の日本代表として、世界一を目指します。

竹下社長「塩分オフセット技術は、必ず世界の役に立つ技術だと思っているので、しっかりとそれを世界に伝えていきたいと思っています。優勝目指して、しっかり頑張ってきます」