“ノーベル賞クラス”の研究者を表彰する「クラリベイト引用栄誉賞」に、日本人研究者2人が選ばれました。
「クラリベイト引用栄誉賞」は、イギリスの学術情報サービス会社「クラリベイト社」が、学術論文の引用回数が多く、ノーベル賞級の業績を持つと評価した研究者を表彰するもので、24回目となる今年は世界で22人が選ばれました。
このうち、日本から生理学・医学の分野で、元国立循環器病研究センター理事の寒川賢治さんと久留米大学の名誉教授・児島将康さんが受賞しました。2人は食欲やエネルギー、代謝を調節するホルモン「グレリン」を発見したことが評価されました。
「グレリン」は胃から分泌されるホルモンで、食欲を高め、成長ホルモンの分泌を刺激する働きがあり、研究成果はがん患者の食欲不振や体重減少の治療薬として応用されています。
また、今回の「クラリベイト引用栄誉賞」では中国の研究者が初めて受賞しました。
「クラリベイト引用栄誉賞」は受賞者のうち、これまでに83人がノーベル賞を受賞していることなどから、「ノーベル賞の登竜門」としても知られています。
今年のノーベル賞受賞者の発表は来月6日の生理学・医学賞から始まり、7日が物理学賞、8日が化学賞、9日が文学賞、10日が平和賞、13日が経済学賞となっています。
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