「県民の味」が「世界の食卓」に打って出る新たな一歩です。オリオンビールは
県内の製造業として初めて東証プライム市場に上場しました。取引開始直後から買い注文が殺到し、初値は売り出し価格の2倍を超える1863円と好調なスタートを切っています。

オリオンビール 嘉手苅義男 最高顧問

25日午前、オリオンビールは東証最上位の「プライム市場」に、県内の製造業としては初めて株式を上場。東京証券取引所で行われたセレモニーで村野一社長や嘉手苅義男最高顧問らが上場を記念する鐘を打ち鳴らし、新たな一歩を祝いました。



取引開始直後から買い注文が殺到。午後になってついた初値は、公開価格の850円を2倍以上上回る1863円で、その後も値上がりし1950円で初日の取引を終えました。

この価格に基づく時価総額はおよそ795億円。上場にあたって野村ホールディングスとアメリカの投資ファンド「カーライル・グループ」が保有するすべての株式を売却するほか、一部の株式は県内の地銀3行や従業員持株会などに売却する「親引け」も行われます。



▼オリオンビール 村野一社長
「創業者の具志堅宗精翁が、沖縄で未来永劫続く産業基盤を作りたいと会社を設立し、私でオリオンビール12代目の社長になります。今日上場できて正直ほっとしております」