富士見町の小学生が特産の「食用ほおずき」で町を盛り上げようと、取り組んでいます。

富士見小学校の畑。2年生の子どもたちが手慣れた様子で収穫していくのは、「食用ほおずき」です。南米・ペルーが原産で、強い甘みと南国フルーツのような独特の香りが特徴です。
5月に苗を植え、収穫期を迎えています。
児童は:「オレンジ色のが一番良くて、甘酸っぱくておいしいです」
収穫したほおずきを箱に入れて、子どもたちが向かったのは…
「2年生のほおずきで、美味しい料理を作って下さい!」

「がんばって作りますから、楽しみにしてください」
駅前のレストラン「KIZASHI-Station」では、今週末から富士見小のほおずきを料理に使ってくれるのです。

続いて、近くの和菓子店にも。
「井筒屋菓子店」では、ほおずきを白あんともちで包んだ「ほおずき大福」が、秋の名物。

20年前から続く商品ですが、今年は小学校とのコラボ効果で注文が増え、多い日には1日50個が売れると言います。
井筒屋和菓子店 浅川忍さん:「おいしそうですよね、私たちも頑張らなきゃと思いますね」
自分たちで育てた食用ほおずきで、町を盛り上げようという取り組み。
菓子店「泉屋」では、今回のために新商品の「ほおずきチョコケーキ」を開発してくれました。

セミドライにしたほおずきを使っていて、チョコレートの甘さとほおずきのほどよい酸味が相性抜群!子どもたちも、太鼓判です。
児童は:「めっちゃうまかった!80人くらい買ってくれそうだよ」
児童は:「(ほおずきを使った商品の)いろんなアイディアが出て、びっくりした。世界中に知ってもらえると思う」
児童は:「作ってもらってうれしい。(買った人が)おいしいって言ってくれると思う」

富士見小のほおずきを使った商品は町内3店舗で提供され、小学校では、11月ごろまで収穫を続けるということです。