26年前の高潮災害で12人が亡くなった宇城市不知火町(しらぬいまち)の松合地区で、9月24日朝、慰霊の法要が営まれました。
松合地区での法要には、遺族や地域住民など30人あまりが集まり、読経の中、焼香をして慰霊碑に手を合わせました。

この高潮災害は1999年9月24日未明、最大瞬間風速66.2mの台風18号の影響で高潮が松合地区を襲い、12人が亡くなったものです。
その後、被災地では漁港の入り口に大きな水門が設けられ、宅地は2m余り かさ上げされるなど対策がとられました。

地区の住民も高齢化し法要への参列者も減りつつあるということですが、参列者の1人は「当時の教訓を後世に伝えていくためにも法要を続けていきたい」と話していました。