9月23日は秋分の日です。秋の彼岸に「おはぎ」を求めて、和菓子店は多くの人でにぎわいました。一方、農産物の直売所では秋の味覚・シイタケの盛り放題イベントが開かれ、会場は熱気に包まれました。

静岡県森町にある老舗和菓子店「菓子司 中島屋」では、午前8時の開店からおはぎを買い求める人がひっきりなしに訪れました。

<客>
「つぶとこしあん3個ずつ。どっちもおいしいですよ」

<客>
「お彼岸だし。インスタを見ておいしそうだった」

こちらの店では、期間限定の「五色おはぎ」を販売。定番の「つぶあん」に「こしあん」、「きなこ」に加え、「ごま」と「ずんだ」の計5種類のおはぎが店頭に並びました。

<菓子司中島屋 中島基さん>
Q. おはぎをどのくらい用意した?
「きょうは朝からだいたい1000個ぐらい。材料はすべて国産。甘さ控えめであんまり甘くしていない」

昨今のコメ不足で、材料の餅米の値段にも影響しているといいますが、値段は据え置きにしたそうです。

<中島さん>
「みなさんで家族みんなで食べてもらえばいいと思う」

店のショーケースはあっという間に空になっていました。

静岡県三島市の「伊豆・村の駅」には長い列が。お目当ては、秋の味覚シイタケの盛り放題です。伊豆市の農家が育てたシイタケ60キロが用意されました。

参加料540円で、30秒間でザルに積み上げたシイタケを持ち帰ることができます。

<挑戦した人>
「楽しかったけど、最初だったので、要領が分からなかった」

持ち帰れるシイタケの重さは400グラム前後になる人が多いようです。

<挑戦した人>
「すごくおもしろかったです。ザルに入れてもポロポロと転がっちゃうので、隙間に入れました」

<挑戦した人>
Q. コツは?
「小さいのをとにかく詰める」

「535グラムです。おめでとうございます。記録更新です。素晴らしいです」

店頭では焼きシイタケの試食も行われ、子どもたちが秋の味覚を堪能していました。

このイベントは9月24日も午前9時から開催されます。