静岡市の酒蔵では今シーズンの酒造りが始まり、酒米を洗う作業が行われました。

静岡市駿河区の平喜酒造では、日本酒「喜平」の酒造りが9月23日朝から始まりました。安倍川の地下約50メートルから汲み上げた伏流水を使って酒米を洗い、水を吸わせます。コメの状態にあった水分量を手作業で確認し、品質管理を徹底していました。

一方、コメ不足と価格高騰は、伝統的な酒造りに影響を及ぼしているようです。

<静岡平喜酒造 戸塚堅二郎社長>
「商品に反映させるかどうかも含めて検討していくんですけど、いずれの形になっても品質に納得いただけるようなものを造るというところに我々の仕事が残っているのかなと思います」

淡麗で、サラリとした口当たりが特徴の「喜平」。2025年度の新酒は、12月に静岡県内の酒店などに並びます。