山口県内で高額の詐欺被害が相次いでいます。交際あっせんと偽った詐欺で周南市の男性が現金など3000万円、警察官をかたる詐欺で山口市の女性が現金2100万円あまりをだまし取られました。

被害にあったのは、周南市の60代の会社員の男性です。警察によると、ことし4月、男性のSNSに女性を紹介するというメッセージが届き、やりとりをすると、「女性とデートをするには費用がかかる」などと金を要求されました。男性は69回にわたって指定された口座に金を振り込むなどして、現金や暗号資産など合わせて3000万円あまりをだまし取られました。

また、先月20日、山口市に住む70代の無職の女性が警察官を名乗る人物からの電話で「あなたの口座を教えてください」と言われ口座情報を教えました。その後、女性の自宅に届いたスマートフォンでやりとりをし指示どおりに、アプリで口座を開設。合わせて現金2100万円あまりを送金しだまし取られました。