熊本県は、8月19日に有明海に出した赤潮警報を、9月22日に解除しました。

県水産研究センターによりますと、8月に有明海を調査したところ、赤潮の原因であるシャットネラ属の植物性プランクトンが警報を出す基準値(1mlあたり10細胞以上)を超えていました。

しかし9月22日の調査では有明海からシャットネラ属が確認されず、注意報基準値(海水1ml当たり5細胞)を下回ったということです。

この赤潮による漁業被害の報告はありません。

八代海の赤潮警報は継続されています。9月16日には上天草市の沖合で養殖のシマアジが死ぬ被害が報告されため、県が危機管理対策本部を設置して対策を呼び掛けています。