アメリカで銃撃され死亡したトランプ大統領に近い保守系政治活動家チャーリー・カーク氏の追悼式典が21日に行われます。現地ではすでに厳戒態勢が敷かれています。

記者
「会場周辺の商業施設では柵が設置され、多くの警察官が配備されています」

今月10日、保守系政治活動家チャーリー・カーク氏は、ユタ州の大学で行われていた政治イベントで銃撃され死亡しました。

21日、カーク氏が拠点としていたアリゾナ州のスタジアムで追悼式典が開かれる予定で、トランプ大統領やバンス副大統領のほか、政権の閣僚も参列する見通しです。

地元メディアによりますと、最大10万人の参列者が見込まれるということで、周辺ではすでに厳重な警備態勢が敷かれています。

また、カーク氏が率いた政治団体「ターニングポイントUSA」の本部前にはこの日、遠方も含め多くの支持者が集まり、カーク氏の死を悼みました。

支持者
「私も含め、多くの人は自分の気持ちを言葉にすることが苦手だと思いますが、彼は私たち誰もが感じていたことを言葉にすることができた人でした」
「“こちら側”がこれほど団結したことはないと思います。一方で“それぞれ”の分断は深刻になっていて、どうすれば良いのか分かりません」

事件をめぐりアメリカで政治的分断が進む中、トランプ大統領が式典でどのようなメッセージを打ち出すのかが注目されます。