山梨県の南アルプス・農鳥岳を目指して登山をしていた70代の男性が、悪天候により同行者とはぐれ、遺体で見つかりました。

警察によりますと、17日午前7時ごろ、70代の男性が、2人の同行者とともに山梨県早川町奈良田の登山口から大唐松山を目指して登山を始め、山頂に登頂した後、下山する予定でしたが、下山道が急傾斜だったため農鳥岳を目指す行程に変更し、大唐松山の山中でビバークして一夜を過ごしました。

そして、18日の午前6時ごろ、農鳥岳を目指し登山を再開しましたが、午後4時ごろ悪天候の影響で、一緒に登山をしていた2人とはぐれてしまったため、この2人が山小屋を通じて警察に通報しました。

警察の山岳救助隊などが男性を捜索し、19日の午後2時前に農鳥岳の山中で、男性とみられる遺体を見つけました。

険しい地形と悪天候のため、遺体は収容できず、警察は天候の回復を待って収容に向かう予定です。