益田市の民俗芸能「益田糸操り人形」の写真展が、浜田市で開かれています。

これらの写真を撮影したのは浜田市在住のカメラマン・島津ヒロユキさん(65)で、人形の公演や体験会など20年以上にわたって撮り続けた写真の中から75点が展示されています。

「益田糸操り人形」は明治20年頃、東京から伝わった人形浄瑠璃で、昭和38年に「島根県無形民俗文化財」に指定されています。

高さ1.5メートルの板の上からおよそ20本の糸で人形を操る操作形態は、日本でも唯一無二で貴重な人形芝居だということです。

人形の表情、熟練の人形遣いが指先から人形に命を吹き込んでゆく瞬間の息遣いを感じせさせる作品に加え、ミャンマーやインドネシアの
操り人形紹介コーナーも設けられています。

写真展「益田糸操り人形~人形の息吹が聞こえる~」は、浜田市の三隅発電所ふれあいホールで9月28日までです。