青森県弘前市内で街中をねぐらとしてふんによる害などが問題となっているカラスの数が、これまでの調査で増えていないことがわかりました。

弘前市のカラス対策連絡協議会は29日、弘前公園と弘前駅周辺で11月5日に実施したカラスの個体数の調査結果を発表しました。


それによりますと、速報値でカラスは3197羽となり去年と比べて660羽あまり減ったということです。


※座長・弘前大学農学生命科学部 東信行学部長
「1回の調査で減ったということで減少したとはっきり言えるところまでは確証が持てない。少なくとも増えていない。弘前市が管理(捕獲・駆除)しているので、管理が増えない方向に効果が出ているのかなと判断している」


弘前市は、カラスにとって冬場のえさとなる農作物や庭木の果実などを放置せずにすべて収穫するよう呼びかけています。