今年1月、福島県のJR郡山駅前で、酒気帯びの状態で車を運転し、受験生の女性をはね、死亡させたとして危険運転致死傷などの罪に問われている男の裁判で17日午後、判決が言い渡されます。

危険運転致死傷などの罪に問われているのは、郡山市の無職・池田怜平被告(35)です。

事故現場で見分に立ち会った池田被告・今年2月

池田被告は、今年1月、酒気帯びの状態で車を運転し、郡山駅前で赤信号を無視したうえ、大阪府の受験生の女性をはね、死亡させたなどとされています。これまでの裁判員裁判で、検察は池田被告が「赤信号を故意に無視した」として懲役16年を求刑しました。

一方、弁護側は飲酒の影響で注意力が散漫になり、赤信号を見落としたもので、危険運転致死傷罪は成立しないと主張しています。判決は、17日午後3時から言い渡されます。