環境省は14日、福島第一原発の事故に伴う除染で出たいわゆる「除染土」を花壇の土として再利用するため、東京・霞が関にある経済産業省などに運び込みました。

福島第一原発の事故後に発生した「除染土」をめぐっては、2045年までに福島県外で最終処分することが決まっています。

こうした中、14日、環境省は、厚生労働省などが入る建物や経済産業省などに、あわせておよそ43立方メートルの除染土を運び込む作業を行っています。運び込まれた除染土は、15日までに設置されている花壇の土と入れ替えて再利用されます。

除染土が福島県外で再利用されるのは総理官邸の前庭に続いて2例目で、東京・霞が関にある他の省庁でも、順次、除染土の再利用が行われます。