秋の実りに感謝する伝統行事「御田刈祭」が12日、山口県下関市の神社でありました。
「御田刈祭」は下関市の住吉神社に1300年以上前から伝わる神事です。およそ160平方メートルの「神田」で、白装束に身を包んだ「総代」や「刈女」らが秋の実りに感謝し、三重県の伊勢神宮から譲り受けた「イセヒカリ」80キロほどを収穫しました。猛暑の影響が心配されましたが、量・質ともに平年並みということです。
刈女
「日頃、着ることのない衣装でしたので、身が締まる思いでやらせていただきました」
住吉神社 鳴瀬道生 宮司
「一粒でも多く収穫ができれば、その分、神様もお喜びになるんじゃないかとこう思っております」
刈り取った稲穂には神が宿るとされ、稲蔵に飾りつけられました。9月23日の秋祭りでお供えされます。