国際線の再開の見通しが立たない、岡山の空の玄関口、岡山空港です。岡山県の伊原木知事は、「国際線の早期の再開を」と、課題となっている検疫体制の強化を国に要望しました。

伊原木知事は加藤勝信厚生労働大臣のもとを訪れ、国際線の再開に向けた要望書を手渡しました。

岡山空港では、新型コロナの影響で4路線ある国際線は、2年半以上にわたって全面運休となっていて、再開に向けては、他の空港と比較して検疫体制の強化などで遅れをとっています。

伊原木知事は感染者を検査する空港施設の整備に加えて、検疫に必要な人材の確保を要望しました。

(伊原木隆太岡山県知事)
「いまインバウンドが盛り上がっているので、できるだけ早く再開させる必要があると、(加藤厚生労働大臣は)岡山空港の実績を考えれば言っていることがよくわかるので、協力をしていくと」

岡山県では利便性、経済の観点からみても国際線の早期の再開に向けて、引き続き国に働きかけたいとしています。