学歴詐称疑惑が問題となっている静岡県伊東市の田久保真紀市長を巡り、議会側は2025年9月9日、田久保市長を偽造私文書等行使の疑いで刑事告発しました。田久保市長への刑事告発は今回で4件目となります。

田久保市長を刑事告発するため、9月9日に伊東警察署を訪れたのは市議会の中島弘道議長と青木敬博副議長です。

正副議長は田久保市長が卒業証書とされる書類を行使したなどとして「偽造私文書等行使」の疑いで告発状を提出しました。

告発状では田久保市長が東洋大学を卒業していないにもかかわらず、卒業証書と称する文書を正副議長らに閲覧させ、東洋大学を卒業したと誤認させたなどと指摘しています。

<伊東市議会 中島弘道議長>
「私たちが議員の間に、しっかりとこの件についても告発しなければいけないという思いでやってきました」

<伊東市議会 青木敬博副議長>
「代表で議長と副議長で告発させていただいたんですけども、基本的には(伊東市議の)19人全員から賛同はいただいております」

田久保市長をめぐっては、これまでに市民などから刑事告発を受けており、警察はいずれも受理しています。

<田久保真紀伊東市長>
Q. 市長、9月9日含めてあと3日ですが、辞職か解散か決断されましたか?
「おはようございます」

不信任決議を受け、市議会の解散か、自身の辞職か、田久保市長は9月11日までに判断することになっています。