野生のイノシシに豚熱の感染が広がっていることを受けて、宮崎県は都城市と高原町にまたがるエリアで経口ワクチンの散布を開始しました。

県は野生のイノシシに豚熱の感染が確認されたことから、今年4月と5月に都城市と小林市、それに高原町にまたがるエリアに経口ワクチンを散布しました。

その後、先月30日に豚熱に感染した野生のイノシシ2頭がこの散布エリアの外で確認されたことから、県はきょうから新たに経口ワクチンの散布を開始しました。

散布場所は、感染したイノシシが発見された場所から半径10キロ以内の、都城市と高原町にまたがるエリアの49か所です。

県は1回目のワクチン散布を9日から5日以内に完了させ、およそ1か月後に2回目を行う予定です。

県は経口ワクチンを散布したエリアに近づかないよう呼びかけています。