将棋の藤井聡太七冠(23)が現在3勝2敗で防衛に王手をかけている「王位戦七番勝負」の第6局が、先ほど始まりました。この対局に勝利すれば、藤井七冠はタイトル6連覇を達成します。

藤井聡太七冠が永瀬拓矢九段(33)の挑戦を受ける「伊藤園お~いお茶杯 第66期王位戦」の第6局は、東京・渋谷にある将棋会館できょう午前9時に始まりました。

第6局は当初、静岡県牧之原市での開催を予定していましたが、5日に竜巻による被害が出たため、市が災害対応を優先させたいとして急遽、対局会場が東京の将棋会館に変更されました。

先に4勝した方がタイトルを獲得する王位戦で、藤井七冠はこれまでに5連覇をしていて、この対局に勝てば6連覇となります。

このシリーズで、藤井七冠は開幕3連勝で防衛に“王手”をかけたものの、後がない永瀬九段が2連勝で猛追しています。

この対局で藤井七冠が6連覇となるのか、永瀬九段が追い付くのか、持ち時間はそれぞれ8時間で、注目の第6局はあす(10日)夜までに決着する見通しです。