自民党は、いわゆる「フルスペック」で総裁選を行う方針を固めましたが、地元広島では与野党の県連が8日、相次いで会合を開きました。
自民党県連は、広島市中区で会合を開きました。当初は、総裁選前倒しの賛否について議論する予定でしたが、石破総理の辞任で議題からは外されたということです。終了後、中本県連会長代理は、総裁選に向け準備を進めると述べました。
自民党県連 中本隆志会長代理
「今の時代にあったタイムリーな施策を誰が一番出してくれるのか、また時代にあった国民の皆さんの思いを一番、今の時代にあったものに落とし込んでくれる総理は誰なのか、県連としては見極めて、最終的に決めていくべきであると思う」

会合では支部長候補が辞退した、尾道市や三次市など衆院5区の対応について議論が行われました。まずは、5区の県議会議員から意見を聞くことにしたということです。
自民党県連 中本隆志会長代理
「まずは5区の7人の県会議員の皆さんの意見を聞きたい、その上で最終的に県連の選対、それから役員会に諮っていくと」
また、知事選の対応については、議論はなかったとしています。
一方、立憲民主党県連も8日午後、幹事会を開き、佐藤公治代表が石破総理の辞任に触れ、「国政は大きな転換点」だと話しました。

立憲民主党県連 佐藤公治代表
「私たちはやはり政権交代を目指してこれからも体制作りをしていくことに変わりはなく、どういう総裁になろうと最初はそこと対峙するような形での感覚を持っている」

また、知事選については、立候補を表明した元副知事で新人の横田美香氏を支援するのか、独自候補を擁立するのか、これから判断するということです。
立憲民主党県連 森本真治代表代行
「他薦でいま関心を持っている方がいるという話が来ている。与党相乗りに対してどう判断していくのか。全くゼロベースでこれから議論していく」