東映京都映画俳優部は、殺陣師の菅原俊夫さんが老衰で亡くなったことを明らかにしました。84歳でした。

菅原俊夫さん


菅原さんは、1940年(昭和15年)新潟県生まれ。1961年(昭和36年)東映京都撮影所に専属演技者として入所し、「東映剣会」に入会して殺陣技術を磨き、「斬られ役」として頭角を現したとされています。

殺陣(読み:たて)つまり “擬闘” =剣技や徒手格闘などのアクションを配役に振り付ける「殺陣師」として、映画「東京 ソウル バンコック 実録麻薬地帯」(1973年/昭和48年)にデビュー。以来、TBSテレビ「水戸黄門」では東映伝統の華やかな立ち回りを、関西テレビ「影の軍団」では独自のアイデアとケレン味溢れるアクションを生むなど、常識に囚われない多彩な「殺陣」を指導したと伝えられています。

映画では「里見八犬伝」「魔界転生」「戦国自衛隊」「RED SHADOW 赤影」「座頭市 THE LAST」など、数多くの大作で活躍。2013年(平成25年)に第36回日本アカデミー賞で協会特別賞を受賞していました。

通夜・葬儀などはすでに家族葬にて執り行われたとのことです。

【担当:芸能情報ステーション】