自動車メーカーのマツダが、山口県岩国市に新工場を建設します。山口県が誘致したものでは過去最大の投資額で4日、建設に向けた協定の調印式が県庁でありました。

新工場では電気自動車に搭載するリチウムイオン電池を組み立てます。

土地の面積は約19万平方メートル、投資規模は約950億円で、県が誘致したものでは過去最大です。2027年度の稼働を目指していて、最大で400人ほどの雇用を見込んでいます。

本社のある広島や工場のある防府市へのアクセスのよさなどから、岩国市通津が選ばれました。製造した電池は当面、防府市の工場に運ぶということです。

調印式で村岡知事は「県経済の活性化に向けた大きな起爆剤となり、魅力ある雇用の場の創出につながる」と期待を寄せました。

マツダ 毛籠勝弘社長
「これを将来の成長に向けて、しっかりとねらっている技術の開発、生産、地元の雇用、こういったものにつなげていけるように、しっかり取り組んでいきたいと」

着工は今年11月の予定です。