夏休みが終わったばかりのこの時期は通勤・通学時の交通事故が増える傾向にあります。

こうした状況を受け、きょう、天童市では通勤・通学時間に合わせた車のスピード違反の取り締まりが行われました。

けさ、天童市成生で行われたのは移動式の「スピード違反自動取締装置」を使ったスピード違反の取り締まりです。

夏休み明けのこの時期は児童や生徒の通学が再開されること、長期の休み明けはぼんやり運転などが増えることから、事故を未然に防ごうと通勤・通学の時間に合わせて取り締まりが行われました。

この道路は歩行者が多く車がスピードを出しやすい場所で、今年6月には車同士が衝突する事故が発生し、30代の女性が腰の骨を折る大ケガをしています。

警察によりますと、天童市内では今月2日までで182件の人身事故が発生し、前の年の同じ時期に比べ37件増えていて、警察では、今後事故を起こさないようにするために車を運転する際には、歩行者など周囲に注意を払って、安全運転を心がけてもらいたいとしています。

天童警察署 金子絢雄 交通課長「夏から秋にかけて涼しくなる時期ですが、ぼんやり運転や速度を出しすぎてしまったということが多くなりますので、運転手には緊張感をもって、安全運転をしてもらえたらと思います」

警察では、歩行者も車の動きには十分注意してほしいと呼びかけています。