盛岡市は3日、市内の教育保育施設1か所で感染性胃腸炎の集団発生があったと発表しました。
市によりますと、盛岡市の利用者と職員計100人以上が在籍する教育保育施設で、8月18日から29日までに、利用者16人に嘔吐や下痢などの症状が確認されました。
症状の出た利用者はいずれも回復または回復傾向にあるということです。
保健所が感染経路などを調べたところ、この施設で排泄処理後の手洗いや消毒の一部に不十分な点があったと推察されたことから、手洗いや消毒の徹底および二次感染予防対策について指導したということです。
盛岡市保健所は今回の感染性胃腸炎の集団発生について、給食を原因とする食中毒の可能性は低いとしています。
2025年度に盛岡市内で発生した感染性胃腸炎の集団発生は16件となりました。2024年の同じ時期は8件でした。