気象庁によりますと、きょう午前3時に奄美大島の東で「台風15号(ペイパー)」が発生しました。あすにかけて西日本では土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に警戒が必要です。

今回の特徴は、日本近海でいきなり発生して日本列島を直撃する予想のため、備えをするまでに時間がありません。

台風は海面水温が27℃ほどで発生・発達すると言われていますが、現在南の海上は30℃近くなっています。海面水温が高いと、台風のエネルギーになる暖かく湿った空気が入るため、台風は勢力を強めるおそれがあります。

多くの台風は、日本のはるか南で発生し、日本列島に近づくまで4~6日はかかりますが、今回の台風は”日本近海”でいきなり発生し、横断する見込みです。