香川県は、地震や津波による被害想定を約10年ぶりに見直しています。地域特性などを新たに踏まえた人や建物などへの影響が公表されました。

見直しは、有識者らでつくる検討委員会が行っています。

最大規模の南海トラフ地震が発生した場合、人的被害は全体で26%増加の最大7800人で、新たに災害関連死の項目が追加され、最大2400人の想定です。

建物の全壊被害は約1割増え、3万9000棟で、浸水域を見直したことで液状化や津波の被害が特に増加しています。

(検討委員会 金田義行委員長)
「地形の情報などを加えることによって、これまでよりも詳細な被害想定をつくったと考えています」

これまでの内容をまとめた調査報告書は県のホームページで公表される予定です。