前線や暖かく湿った空気の影響により、東北日本海側を中心に、3日にかけて、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降り、大雨となる所があるでしょう。東北日本海側北部では、2日朝から3日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。
気象庁によりますと、低気圧が沿海州にあって東北東へ進んでおり、寒冷前線が朝鮮半島付近を通って黄海にのびています。低気圧は、2日朝には千島近海へ進み、寒冷前線が3日にかけて、東北地方を南下する見込みです。前線に向かって暖かく湿った空気が流れ込んでいるため、東北地方では大気の状態が非常に不安定となっています。
このため、東北日本海側を中心に、大雨となる所があるでしょう。3日までの長時間に渡って、断続的に雷を伴った非常に激しい雨が降るため、総降水量は、平年の9月1か月分を上回る所がある見込みです。
[雨の予想]
1日に予想される1時間降水量は多い所で、
東北日本海側 40ミリ
東北太平洋側 40ミリ
2日に予想される1時間降水量は多い所で、
東北日本海側 50ミリ
東北太平洋側 40ミリ
1日18時から2日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北日本海側 150ミリ
東北太平洋側 100ミリ
その後、2日18時から3日18時までに予想される24時間降水量は多い所で、
東北日本海側 100ミリ
東北太平洋側 60ミリ
[防災事項]
東北日本海側北部では、2日朝から3日にかけて、土砂災害や低い土地の浸水、河川の増水や氾濫に厳重に警戒してください。また、東北地方では、3日にかけて、竜巻などの激しい突風や落雷、ひょうによる農作物や農業施設等への被害に注意してください。発達した積乱雲の近づく兆しがある場合には、頑丈な建物内に移動するなど、安全確保に努めてください。