災害時に物資の輸送など重要な役割を果たす高規格道路の整備を求める総決起大会が青森市で開かれ、事業費の確保などを国へ要望することを決めました。

総決起大会には、青森県内の各市町村長や青森県議会議員など約110人が出席しました。
この中で、2021年8月に発生した下北地方での大雨被害と、2022年8月の津軽地方での大雨被害では、幹線道路が寸断するなどしたため、物資を高速で輸送できる自動車専用道路、高規格道路の整備が必要との認識で一致しました。

その上で、むつ市と七戸町を結ぶ下北半島縦貫道路のうち、野辺地七戸道(のへじ・しちのへどう)と奥内(おくない)バイパスの合わせて約18キロが未着工のほか、青森市と八戸市の間が高規格道路に統一されていないなど青森県内の現状を確認しました。

大会では、高規格道路の早期整備・開通に向け事業費の確保や推進など10項目を決議しました。青森県はきょうの決議内容を2023年1月に国に要望する方針です。