中国で開かれる上海協力機構の首脳会議。ロシアのプーチン大統領やインドのモディ首相らが相次いで到着し、中国の習近平国家主席は各国の首脳との会談を重ねています。

けさ、中国の天津に到着したのはロシアのプーチン大統領です。ほかにもインドのモディ首相ら各国の首脳が続々と天津に到着。20か国以上の首脳が上海協力機構の首脳会議に出席します。

記者
「天津の中心部なんですけど、かなり厳しい警戒態勢ですね」

会場周辺では交通規制が行われ、多くの警察官が警備にあたっていました。

一方、きのうは市民も会場前まで入ることができ、多くの人で賑わいました。

記者
「会場の前なんですけど、多くの人が写真撮影をしています」
天津市民
「とても誇りに思います」
「うれしいです。中国にとっては絶好のチャンスです」
「(規制区域に)自家用車は入れませんが、シェアサイクルは入れるので大丈夫です」

首脳会議は、あすまでの2日間行われる予定で、共同声明を取りまとめる見通しです。

きょうは首脳会議に先立ち、習近平国家主席が各国首脳と相次いで会談しました。

午後にはインドのモディ首相と会談。習主席は「戦略的な意思疎通や相互の信頼を強化する必要がある」と述べ、関係改善を推し進める考えを強調しました。

モディ首相も「世界経済が不確実性に直面する中、両国が協力を強化することは重要である」と応じるなど友好関係を全面に打ち出したものとなっています。