きょうから9月ですが、山陰地方は各地で35度を超える猛暑日となる見込みです。
全国的に記録的な暑さが続く中、島根県松江市では、多くの小学校できょうから新学期が始まりました。
おととしまで8月中に新学期を迎えていましたが、去年から約8割の学校が新学期のスタートを9月にずらしました。
理由は「暑さ対策」ではないようです。

記者 土江諒
「こちらの宍道小学校が母校なんですが、教室は児童の姿はありませんね。夏休み中のようです」

8月29日、小学校を訪れると、まだ児童の姿はありません。
始業式は9月1日。去年から2学期は9月スタートに変更しました。

今年は松江市の8割の学校が9月1日に始業式を予定していて、県内全体を見ても、9月スタートが大多数です。

宍道小学校 石橋裕子 校長
「暑い今のご時世に関係なく…授業時数のことですよね」

目的は暑さ対策でなく、「授業時間の削減」とのこと。

文科省は標準的な授業時間を上回っている学校が多いとして、子どもの負担軽減や教員の働き方改革を目的に授業時間の短縮を要請し、松江市では17校が去年から新学期のスタートを9月に変更したということです。

宍道小学校 石橋裕子 校長
「登校はいいんですけど、下校の時暑い中帰る。水筒だけではない暑さ対策もよろしくお願いしますと伝えました」

新学期のスタートが9月にずれたとはいえ、まだまだ暑い日が続く2学期。
引き続き熱中症対策をしてもらうよう呼び掛けていきたいとしています。