光と闇の世界、男性が撮影した画像を見る

【画像②】

「空が真っ二つに割れている」この不思議な現象は一体何なのか?RSK山陽放送の宮本 大句見 気象予報士に確認してもらいました。

(宮本 大句見 気象予報士)
「これは“薄明光線” “天割れ”と呼ばれる現象です。ただ、これだけくっきりと分かれている光景は珍しいです」

ー薄明光線・天割れとは一体なんですか?

「薄明光線は【画像③】のように厚い雲の隙間から太陽光がさす現象で、みなさんも一度は目にしたことがあるかと思います」

「倉敷市で見られた薄明光線は、7月~9月までの気温の高い時期の太陽が沈む時間帯に見られやすいもので、この状況では発達した積乱雲が影響しています」

【画像③】

ー積乱雲がどのように影響しているのでしょうか?

「画像中央を境に、右側の山手には積乱雲があります。一方、左側の山手には発達した雲はかかっていません」

「右側は積乱雲によって日没の太陽光が遮られしまい薄暗くなっていますが、左手は太陽光が遮られていないため、一般的な夕暮れの光景が見られています」
【画像④:イラストでわかりやすく解説】

【画像④】

様々な条件が重なり突如合われた“空が真っ二つ”に見えた現象。
自然が織りなす不思議で神秘的な光景です。

【画像⑤】