スポーツ産業を盛り上げていこうという初めての勉強会が27日、高知市で開かれました。志すのは課題が山積する状況を逆手にとって乗り越える“先進県を目指す”取り組みです。

勉強会は高知県内で展開されている様々なスポーツを活用し地域や産業の振興につなげようと『高知県スポーツコミッション』が初めて開きました。産・学・官・民が連携し、スポーツ産業の基盤を創出しようというプロジェクトです。

会にはスポーツ関係者や企業の役員らおよそ30人が参加。高知工科大学の講師でスポーツ科学が専門の前田和範さんが県内のスポーツやスポーツビジネスの現状を紹介し、人口減や子どものスポーツ環境など課題が山積する高知県だからこそ、そこを逆手にとって「先進県を目指すべきだ」と熱弁しました。

(高知工科大学 講師 前田和範さん)
「県外からも興味を持っていただいたりとか、高知県の中でも先駆けた取り組みをやっていくと資金の調達ができるんじゃないかと思うので、そういう意味ではすごく可能性があるんじゃないかと思っています。」

次回は、9月15日に、デジタル人材の育成などを手がける企業の会長を講師に招く予定です。