そこで、なぜ今後も暑さが続くのか?それは台風や熱帯低気圧の発生する場所が影響しているかもしれません。

8月19日発表の3ヶ月予報 提供:気象庁HP

気象庁から発表された3ヶ月予報によると、11月にかけてインド洋東部からフィリピンの東方海上の海水温は平年と比べて高く、積乱雲の発生が多くなるということです。つまり、インド洋東部からフィリピンの東方海上付近で台風や熱帯低気圧などの発生が多く見込まれるということです。

太平洋のフィリピン周辺などで積乱雲の発生が多いということは、上昇気流が強まっているということです。その際、日本付近では「上空に登った空気が下に降りようとして」下降気流が発生しやすく、その影響で高気圧の勢力が強くなることがあります。(これを「PJパターン」と呼びます。太平洋のPacific、日本のJapanの頭文字を取って名付けられました)

高気圧の勢力が強まると、暖かい空気が流れ込みやすくなるため気温が上がりやすくなります。

9月の平均気温について 提供:気象庁HP

台風の発生が多い9月は、全国的に平年よりも気温の高い確率が70%と予想されています。断定は難しいですが、今後の暑さにPJパターンが影響しているかもしれません。