アメリカ・トランプ政権が3月、「手違い」でエルサルバドルに強制送還し、その後、アメリカに戻り、収監されていた移民男性が釈放され、家族のもとに向かっていることが分かりました。

ロイター通信などによりますと、釈放されたのはアメリカ人の妻と子を持つエルサルバドル国籍の不法移民の男性です。

3月にアメリカ政府によって誤ってギャング組織の一員としてエルサルバドルに強制送還され、トランプ大統領はアメリカへの帰還を一時、拒否するなど大きな注目を集め、その後、6月にアメリカに戻されました。

男性は人身売買の容疑で訴追され、南部テネシー州の刑務所に収監されていましたが、釈放され、家族のもとに向かっているということです。

男性は今後、裁判が控えているほか、国土安全保障省は男性を第三国へ強制送還する予定だとしています。