ロシアのラブロフ外相はウクライナとの首脳会談を実施するためには事前にすべての問題が十分に検討されるべきだとし、早期の開催は難しいとの認識を示しました。
ロシアのラブロフ外相は21日、インド外相との会談後の会見で、プーチン大統領とゼレンスキー大統領の首脳会談をめぐり、「事前にすべての問題が十分に検討され、専門家や閣僚が適切な提言を準備すること」が条件になるとの考えを示しました。
そのうえで、「合意文書に署名するウクライナ側の代表者の正当性に関する問題も解決されなければならない」と強調しました。
ロシアはこれまで、ゼレンスキー氏について、任期がすでに切れた「非合法な大統領」だと主張していて、ラブロフ氏のこうした発言は早期の首脳会談の開催が困難との認識を示した形です。
また、欧米が議論を進めるウクライナへの「安全の保証」をめぐり、ラブロフ氏は「ウクライナに外国軍が駐留することは受け入れられない」と指摘しました。
これに先立ち、ラブロフ氏は20日、ロシアとウクライナが2022年春に協議したとする「安全の保証」に関する提案に言及し、「ロシアもこの案を支持していた」と述べました。
この提案では、国連安保理の常任理事国であるアメリカ、イギリス、フランス、中国、ロシアなどが「平等の立場」で参加するとされ、ロシアとしては国連安保理のように拒否権を持つ枠組みを想定している可能性もあります。
注目の記事
愛媛県民は「を」を「WO」と発音? 47都道府県調査で見えた驚きの「常識」

「米はあるのに、なぜ高い?」業者の倉庫に眠る新米 品薄への恐怖が招いた“集荷競争”が「高止まり続く要因に」

大阪王将 ドーナツ業界に進出「ぎょーナツ」餃子味、麻婆豆腐味って? 異業種が参入するワケ【Nスタ解説】

1枚500円なのに交換は440円分…農水大臣が「おこめ券」にこだわる理由、百貨店商品券との違い【Nスタ解説】

「武蔵が沈んだ…」部下を思い、涙した初代砲術長・永橋爲茂 戦後なぜ、家族を残し一人島で暮らしたのか #きおくをつなごう #戦争の記憶

「BYD」「テスラ」米中2大EVメーカーが北海道進出《なぜ?》「北海道はブルーオーシャン」寒冷地でEVは普及するのか「ノルウェーでは93%のEV浸透」









