7月の貿易統計が発表され、アメリカ向けの輸出額は10%あまり減少し、4か月連続のマイナスとなりました。“トランプ関税”の影響が浮き彫りとなっています。

財務省が発表した7月の貿易統計によりますと、輸出額から輸入額を差し引いた貿易収支は1175億円の赤字となりました。赤字は2か月ぶりです。

特に顕著だったのがアメリカ向けの輸出額の減少で、1兆7285億円と前の年の同じ月と比べて10.1%減少。今年4月から4か月連続で減少しています。

このうち、自動車の輸出額は28.4%と大幅なマイナスでした。トランプ政権が自動車への追加関税を発動するなか、メーカーが売上台数を維持するために車の価格を引き下げるなどの対応をおこなっている影響とみられます。