8歳で体幹トレーニング!高1の夏、竹バットで“推定140m弾”

2つ目の伝説は"8歳で体幹トレーニングを敢行"。サーファー兼看護師で野球に熱心な父・英典さんが幼少期に体幹の弱さを感じ、遊びの一環として取り入れたという。

さらに自身も約10年間野球の経験があるという父は自宅の庭にピッチングマウンドを手作りした。「土地を買う時から18.44mくらいとれる土地を探していて、プレートは端材の木を使って作りました」と自宅の庭に手作りしたマウンドの完成経緯を教えてくれた。「身体が大きいし、どうしてもスピードにフォーカスされがちですけど、スピードよりもコントロール。コントロールが良くなければ球が速くてもダメなので」と壁にスプレーで書かれた枠を目掛けて練習に取り組んでいた。

両親のおかげでビッグに育った菰田は高校に入り、3つ目の伝説を生み出した。 それは高校1年の夏のバッティング練習時、木のバットよりも飛距離が出にくい竹のバットで“推定140メートル弾"を放ったという。「防球ネットを越え、橋まで越えたホームランはこれまで菰田だけ」と吉田監督も規格外のパワーに驚愕したという。他にもスパイクのサイズは32センチと全てが規格外だ。

さらに父・英典さんの証言によると「生まれた時から首が座っていて、足のサイズは16cmあった」と驚きのエピソードを明かしてくれた。そんな規格外な息子の将来について「欲張りですが、二刀流で常に試合に出ているような選手でいてほしい」と活躍を願った。

夏の甲子園も終盤戦、聖地で新たな”菰田伝説”が誕生するのか注目したい。山梨学院は19日に行われる準々決勝で大会連覇を狙う京都国際と対戦する。