アメリカのトランプ大統領がノーベル平和賞の受賞を望んでいることをノルウェーの財務相に自ら電話をして伝えたと、ノルウェーの現地メディアが報じました。
ノルウェーの経済紙、ダーゲンズ・ナーリングスリーブは14日、情報筋の話として、トランプ大統領が先月、ノルウェーのストルテンベルグ財務相と電話した際、ノーベル平和賞の受賞を望んでいることを伝えたと報じました。
トランプ氏からの電話はストルテンベルグ氏が街を歩いているときに突然かかってきたということで、関税についての話とともにノーベル平和賞への要望があったということです。
ストルテンベルグ氏は電話があったことを認めたうえで「関税と経済協力について協議した」としていますが、平和賞受賞の要望については明らかにしていません。
ダーゲンズ・ナーリングスリーブは、トランプ氏がストルテンベルグ氏に平和賞のことを話すのは「今回が初めてではない」としています。
ノーベル平和賞は、ノルウェー議会が任命した5人の委員が選考し、今年の受賞者は10月に発表されます。
今月12日には、ホワイトハウスがSNSで「世界がトランプ氏のノーベル平和賞の受賞を求めている」と投稿するなど、トランプ氏は平和賞の受賞に強い意欲を示しています。
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