マジシャンは、元「ホームレス」その壮絶な半生

親族から受けた虐待、非行、そして自殺願望、、、壮絶な幼少期~思春期を乗り越え、今はマジシャンとして活躍する男性がいます。

岡山市出身の金関拓海さん(旧姓・現在は空先拓海さん【画像①】)、取材当時26歳でした。

【画像①】

全てに自暴自棄だった10代半ば。ホームレスとして橋の下で1年間暮らしていた時期もありました。いったいどのようにして苦境を克服し、マジシャンとしての道を歩むようになったのか。。。

「人生は変えることができる」...9月10日の「自殺予防週間」を前に、今を生きる人たちの励みになればと、6回シリーズで配信しています。

【第1話】「虐待、非行、自殺願望...人生は変えることができる」
【第2話】「革靴で顔を蹴られ...すべては“10年にわたる虐待”から始まった」
【第3話】「万引き・暴走...自暴自棄な1年間『死ぬのは怖くない』」

「虐待の心の傷」を癒してくれた場所とは

虐待で受けた心の傷を自ら克服しようと、金関さんが通い続けたところがあります。実家の近くにある寺院です【画像②】。

【画像②】

(法界院 住職 橋本春峯さん)
「拓海くんの紹介で、お仲間を紹介してもらって。境内のお掃除手伝ってやってください」

【画像③】

マジシャンになって7年。気が付けば、彼のもとに多くの人が集まるようになっていました。今の友人の多くは、マジックバーの常連客から始まった付き合いです。

(金関 拓海さん)
「雄磨、雄磨!」

岡田雄磨さんは、数少ない小学校からの幼馴染です。

(金関 拓海さん)
「なんか俺の話ある?」

【画像④】

(モデル・元消防士 岡田 雄磨さん【画像⑤⑥】)
「毎朝4時に通った話、で、橋本さんに『お前、アホやな』と。朝仕事が終わって真っ暗な時からここにきて、お寺を毎日2周してお経を唱えることをずっとやってて」

(金関 拓海さん)
「頭がおかしいと、こんな若さで。いないんで、25歳くらいでやってる人が」

【画像⑤】

拓海さんは「応援したくなる、滲み出ているものが」

(岡田 雄磨さん)
「変人ですね。意志の強さ、発想力、独創的なところが変人なのと、あとは・・・変人ですね」

「たぶん人を引き付ける力はある、応援したくなるというか、大人の方は特に。彼の人生そのものが、彼から滲みででいる」

「つらいこともあったりした中で、多くの人に感動を与えるまでになった一人の男の子のこれからが楽しみだ、見てみたいという感情はあると思う」

【画像⑥】
【画像⑦】