東京オリンピック・パラリンピックの選手村で使われ、県に返却された木材が新しい製作物として生まれ変わり、22日お披露目されました。

県産のスギやヒバを組み合わせた迫力あるモニュメント。これは22日お披露目された東京オリンピック・パラリンピック選手村の交流施設「ビレッジプラザ」で柱や床として使用された木材を利活用した作品です。東京大会のレガシーを利用した製作物はこれだけではなく…。
※楠原彩加記者
「こちらの長いベンチ。選手村の梁、4・2メートルをそのままの長さで作られました」
温かみのある木目をいかした横長のベンチもオリンピアンを支えた木材から生まれ変わりました。
県は、全国から集めた木材で選手村交流施設を建設する取り組みに参加し、十和田市や五所川原市の国有林などの木材を提供していて、2021年12月に役割を終えて返却されていました
※デザインを担当したSHIRAKAMILIFEDESIGN建設設計事務所 中井智代表
「青森県の代表する青森ヒバであったりアカマツであったりスギという風なんですよね。それをぜひ実際に触ってみたりして感じていただきたい」

今後、モニュメントは青森市の盛運輸アリーナに、11台のベンチは、希望のあった8市町村のスポーツ関連施設などに設置される予定です。