米津龍一気象予報士:

あすのお天気ポイントはこちらです。

猛暑のち天気の急変に要注意です。

といいますのも、あすは高気圧に覆われて晴れる見込みとなりそうです。

この日差しの力でぐんぐん気温が上昇しまして予想最高気温は甲府で36℃。ここまで上がりますと甲府は1週間ぶりの猛暑日となります。

ただ、日本の東にも高気圧があります。高気圧は時計回りに風が吹きます。

ですから南の方から雨雲のもととなる暖かく湿った空気を運んできますので、午後は局地的には激しい雷雨の恐れがあります。

雷が鳴りやすい確率=発雷確率を見ていきますと、この赤色のところは雷が鳴りやすい確率50%以上を表しています。
特にこの東部や峡東、中北の一部で天気急変の可能性が高い状況です。

これが夕方午後3時から6時にかけて範囲が広がってくる予想です。ですから夕方の方が急変の可能性が広範囲に高いことになるんですが、この内の全域というよりもどこかでにわか雨、バケツをひっくり返したような激しい雨となる恐れがありますので、山のレジャーなどを考えてらっしゃる方は天気の急変にくれぐれもお気をつけください。

今後の見通しを暑さに絞って見ていきます。
フィリピン近海の辺りに雲が湧きそうなんです。

雲が湧くということは上昇気流が起こって、雲が湧きやすくなるんです。
この上昇気流は空に居っぱなしかというとそうではなく、降りてくるんです。

降りてくるとこの太平洋高気圧の勢力が強まる形となるんです。

これによってまた晴れて気温が高くなる傾向があるんですが、それだけじゃなく、さらに上空高いところのチベット高気圧が両方重なるパターンだと、布団2枚重ねのような形になるので、要は8月後半以降もまた厳しい暑さになりそうです。
<詳しくは動画をご覧ください>