岩手県平泉町の中尊寺では14日、かがり火が灯る夕闇の中で能と狂言を楽しむお盆恒例の「薪能」が行われています。
中尊寺薪能は、境内にある白山神社への奉納と先祖供養のために毎年8月14日に行われているものです。能舞台の周りには600席の座席が設けられ、県の内外から多くの人が訪れていて、中には海外から訪れた人もいました。
(観客は)
「(薪能が好きなのは)やっぱり雰囲気ですね。やっぱり暗くなってくる間に薪がどんどん目立ってくる」
午後4時半すぎかがり火が灯されるとゆらゆらと煙が立ち上り会場は幽玄な雰囲気に包まれます。薪能では、2時間半にわたって狂言や能が披露されます。
狂言では、人間国宝の野村万作さんと孫の裕基さんが共演した「六地蔵」が披露され、仏像をつくる仏師を探す田舎者と偽の仏師の滑稽なやりとりに笑いが起きていました。
注目の記事
「やっと技術が認められた」従業員約70人の町工場が開発 量産可能な最高水準の緩み止め性能のボルト 【苦節21年の道のり 開発編】

“ポンコツ一家”で過ごした5年間 認知症の母と一発屋芸人 にしおかすみこさんが語る「ダメと言わない」介護【前編】

「下請け」は"NGワード" 法改正で消える暗黙の上下関係 フリーランスも保護【2026年から変わること】

パンや味噌汁でもアルコールを検知してしまう?飲酒してなくても摘発されてしまうのか 警察に聞いてみた

【実録・詐欺犯VS警察官】 詐欺電話を受けたのは“本物の警察官”「信号検査・逮捕令状・強制捜査」次々に出る専門用語…人々が騙される巧妙な手口を公開

3年で20本が切断…台湾「海底ケーブル」が直面する脅威と中国の影 最前線・沿岸警備隊パトロールに日本メディア初密着【後編】









