戦後80年の今年、終戦前日に空爆を受けた光市で、戦時中の写真や資料などを展示する企画展が開かれています。
企画展は戦後80年を迎え、戦争の悲惨さや平和の大切さを伝えようと、光市教育委員会などが開いたもので、戦時中の写真や資料など約60点が展示されています。
光市では終戦前日、海軍の兵器を製造する「光海軍工しょう」が空爆を受け、学徒動員で働いていた生徒ら748人が犠牲になりました。その海軍工しょうの写真などが展示されています。
また、光井小学校の前身「光井国民学校」の日誌が、校内の金庫から見つかり、はじめて展示されました。日誌には、空襲のあと負傷者が運び込まれ、学校が野戦病院となり、混乱した様子が記されています。
光市教委 文化・社会教育課 山下俊一学芸員:「戦争の状況のなか生きた人たちの被害の状況とか、生活状況とかを感じていただいて、そのなかで戦争を繰り返さない、平和を守らなければならないというところを感じていただければと思っています」
戦時中の軍服や靴など、当時の生活がわかる資料も展示されています。
企画展は来月28日まで開かれています。